「かたはらいたきことのうちに入れつべけれど」意味&品詞を解説!【中納言参りたまひて】

「かたはらいたきことのうちに入れつべけれど」意味!

「かたはらいたきことのうちに入れつべけれど」の意味ってなに?

「かたはらいたきことのうちに入れつべけれど」とは、

「きまりが悪いことの中に加えてしまうべきことだけれど」

という意味です。

次にどうしてこういう現代語訳になるのか、単語ごとに詳しく見ていきましょう。

「かたはらいたきことのうちに入れつべけれど」の品詞!

「かたはらいたきことのうちに入れつべけれど」の文章を品詞ごとに分けると、次のようになります。

かたはらいたき/こと/の/うち/に/入れ/つ/べけれ/ど

それぞれの言葉の意味は以下の通りです。

用語 品詞と活用形
かたはらいたき ク活用・形容詞「かたはらいたし」連体形
こと 名詞
格助詞
うち 名詞
格助詞
入れ ラ行下二段活用・動詞「いる」連用形
強意・助動詞「つ」終止形
べけれ 当然・助動詞「べし」已然形
接続助詞

なので、

かたはらいたき/こと/の/うち/に/入れ/つ/べけれ/ど
(苦々しい/こと/の/うち/に/入れ/て/しまうべきだ/ど)

となり、「きまりが悪いことの中に加えてしまうべきことだけれど」という意味になります。

ちなみに『中納言参りたまひて』の全文現代語訳&品詞分解はこちらのページから見れます。

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以上、「かたはらいたきことのうちに入れつべけれど」の意味と品詞分解でした!