「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」品詞分解と現代語訳まとめ!

「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」の品詞分解と現代語訳が知りたい!

西行法師『新古今和歌集』「心なき 身にもあはれは 知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ」の現代文と品詞分解が分からない

ここでは、そんな人の悩みを解決します!

「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」の品詞分解!

「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」の助動詞と用言は、以下の赤字部分です。

心なき身にもあはれは知ら//けり立つ沢の秋の夕暮れ

これらの用言の活用形と助動詞の意味と活用形は、以下の表にまとめています。

用語 品詞と活用形
心なき ク活用・形容詞「こころなし」連体形
知ら ラ行四段活用・動詞「しる」未然形
自発・助動詞「る」連用形
けり 詠嘆・助動詞「けり」終止形
立つ タ行四段活用・動詞「たつ」連体形

 

「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」の現代語訳!

心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ

(世を捨てて出家した我が身であっても、この情景のものさびしい趣は自然と感じることができるんだな、鴫が飛び立っていく沢の秋の夕暮れ時よ)

言葉の意味は以下の表にまとめています。

西行法師は実際に出家しています。その西行法師が、秋の夕暮れのものさびしい様子を詠んだ和歌です。

情景を想像しながら心に染みることもあるでしょう。

以上、「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」の品詞分解と現代語訳まとめでした!