「夏河を越すうれしさよ手に草履」の特徴が知りたい!
「夏河を越すうれしさよ手に草履」の特徴が分からない
ここでは、そんな人の悩みを解決します。
「夏河を越すうれしさよ手に草履」季語&句切れ&表現技法!
「夏河を越すうれしさよ手に草履」は与謝蕪村(よさぶそん)が詠んだ俳句です。
では、「夏河を越すうれしさよ手に草履」の季語&句切れ&表現技法を表でみていきましょう。
季語 | 夏河(夏) |
句切れ | 2句切れ |
表現技法 | 「うれしさ(よ)」 切れ字・「草履」体言止め |
- 季語・・・春夏秋冬の季節を表す言葉。
- 句切れ・・・感動の中心の言葉「けり」「かな」が入っている場合そこで切り句切れになる。句点「。」が入る場所も句切れになる。
- 表現技法・・・強調・感動・余韻など文章表現にもちいられる工夫。
「夏河を越すうれしさよ手に草履」の句意と観賞!
句意(くい)とは?
俳句の意味のこと。俳句の言葉で表現された事柄から解説する。
「夏河を越すうれしさよ手に草履」の句意!
句意:夏の日の川を、手に草履を持って渡れることが嬉しい。
観賞とは?
俳句の言葉では表現されていない部分も解説していく。作者がどう感じてこの俳句を詠んだのかを自分なりに解説する。
「夏河を越すうれしさよ手に草履」の観賞!
この俳句の特徴は、「懐かしさ」にあると思います。
その「懐かしさ」を引き起こすひとつの要因は「うれしさ」という言葉使いにあると考えられます。
「うれしさ」というのは、すでに経験したことのある出来事を再体験する時に使う言葉です。
なので、この「うれしさ」を感じているのは大人であると読み取れ、「懐かしさ」を感じさせるような仕掛けになっています。
また「手に草履」というところもこの俳句の特徴的なポイントでしょう。
手に草履を持っているということは、「裸足」で川を渡っている様子が想像できます。
裸足で川を渡ると、水の冷たさや、水の中の砂利を踏む感覚を感じます。
昔のその感覚を思い出して、懐かしくなって嬉しくなったのではないでしょうか。
こうしたことから、この俳句の特徴は「懐かしさ」と考えられます。
以上、「夏河を越すうれしさよ手に草履」の特徴(季語&句切れ&表現技法&句意&観賞)まとめでした!