短歌の作り方を簡単に知りたい!
ここではそんな人の悩みを解決します!
短歌とは、和歌の一つ。五・七・五・七・七という三十一音の形式で詠まれる歌のこと。
短歌の簡単な作り方!
短歌を作るコツは以下の3ステップです。
短歌作りのコツ
- テーマを決める
- テーマから連想される言葉を書き出す
- 連想した言葉を五・七・五・七・七に調整しながらあてはめていく
まず最初に、短歌のテーマを決めます。
テーマは、
- イベント(お正月・夏休み・運動会など)
- 人間関係(恋人・友達・家族など)
- 日常生活(朝寝坊・歯磨き・登下校など)
- 趣味(料理・スポーツ・ゲームなど)
のようなものから選ぶと考えやすいです。
ここでは、学校の宿題でもよく出る「恋愛」のテーマを例に進めていきます。
テーマを決めたら、次はそのテーマから連想される言葉を書き出していきます。
ノートの真ん中にテーマを書いて、思い浮かぶ言葉をどんどん書いていきましょう。
頭で考えるのではなく、手を動かすことが大事です。
言葉を書き出せたら、それらを五・七・五・七・七に調整しながらあてはめていきます。
例:目が合って/そらしてもまた/目が合って/胸は高鳴る/顔は素知らぬ
短歌の例!
五・七・五・七・七という一応の決まりはありますが、短歌は比較的自由度の高い形式です。
なので、少しくらい字が足りなかったり、字が余ったりしても、言葉を声に出したときに「いい感じ」だったらOK。
季語や決まり事もないので、楽な気持ちで創ってみましょう。
たとえば次の短歌は、先ほど作った短歌の七・七を「八・八」に変えたものです。
例:目が合って/そらしてもまた/目が合って/たまたまなのかな/ぐうぜんなのかな
最後に、現代短歌の有名なものを紹介しておきます。
自由な表現の作品に触れてみて、考えるときのヒントにしてみてください。
たくさんのおんなのひとがいるなかで
わたしをみつけてくれてありがとう今橋愛
牛乳が逆からあいていて笑う ふつうの女のコをふつうに好きだ
宇都宮敦
きのうの夜の君があまりにかっこよすぎて私は嫁に行きたくてたまらん
脇川飛鳥
以上、短歌の簡単な作り方のコツと、短歌の人気テーマ「恋」の例でした!
ここで紹介した作品やコツを参考に、あなたなりの短歌を作ってみてください。
【参考文献】
小高賢編著『現代短歌の鑑賞101』
小高賢編著『現代の歌人140』