「稲妻にへなへな橋を渡りけり」の特徴を知りたい!
「稲妻にへなへな橋を渡りけり」の特徴が分からない
ここでは、そんな人の悩みを解決します!
「稲妻にへなへな橋を渡りけり」の季語&句切れ&表現技法を紹介!
「稲妻にへなへな橋を渡りけり」は、小林一茶(こばやしいっさ)が詠んだ俳句です。
では、「稲妻にへなへな橋を渡りけり」の季語&句切れ&表現技法を表でみていきましょう。
季語 | 稲妻(秋) |
句切れ | 3句切れ |
表現技法 | 「へなへな」オノマトペの擬態語 |
「稲妻にへなへな橋を渡りけり」の観賞と句意!
「稲妻にへなへな橋を渡りけり」の句意!
句意:稲妻が鳴っているのに、へなへなと橋を渡っている人がいる。
「稲妻にへなへな橋を渡りけり」の観賞!
この俳句の面白い部分のひとつは、「へなへな」という言葉にあるでしょう。
「稲妻」には、ピカッ・シャキッとする一瞬の強いイメージがあります。
反対に、「へなへな」には、柔らかくて弱々しいイメージがあります。
この「稲妻」の強さと「へなへな」の弱さを対比していることで、登場人物の「へなへな感」を強調しています。
また「へなへな」の後に「橋を渡りけり」を持ってくることで、「怖くて足がすくんでいるが、それでも橋を渡らなければいけない」と必死に橋を渡っている人物が想像できます。
さらに、「いなずまに へなへなはしを わたりけり」という俳句は、「あ」の言葉で韻を踏んでいます。
このリズム感も、「へなへな橋を渡っているひと」の想像がしやすくなり面白さが増している要因だと考えられるでしょう。