自分流の枕草子を作ろう!
ここではそんな人の悩みを解決します!
自分流枕草子の例文
例文(時間指定バージョン)
春は昼間。陽気の中で昼寝するのも良い。外では草や花が気持ちよさげに伸び、生き物たちの気配もする。
夏は早朝。ひぐらしの声が寝静まった人々を少しずつ起こしはじめる。特別なことが起こりそうな気がする。
秋は黄昏。あかね色に包まれながら家路につく。道には夕食やお風呂の匂いが漂っている。
冬は真夜中。空にはたっぷりと星が輝いている。ひとつぽつりと落ちたから、大切に拾って持って帰る。
例文(植物バージョン)
春は桜。宙には桃色の花びらがひらひらと舞っていて、指でつかむとその薄いことがよく分かる。
夏はひまわり。遠くには白く大きい入道雲が広がり、周りではセミの声が聞こえるのも夏らしい。
秋はもみじ。大きい手が小さい手を握る。紅い山の木々は、夕暮れの空まで染めているようだ。
冬は枯れ木。灰色の枝だけでなく、吹く風に凍てつく空気までもどこか寒々しい。
次には、このような「自分流枕草子」を作るコツを紹介していきます。
自分流枕草子の作り方のコツ!
自分流枕草子の作り方のコツは、
- 春は○○
- 夏は〇〇
- 秋は〇〇
- 冬は〇〇
と考えることです。
たとえば、
- 春は桜
- 夏はひまわり
- 秋はもみじ
- 冬は枯れ木
というふうに書きます。
また、「季節のイベント」や「食べ物」など、その季節から連想できるものを入れても良いですね。
もし、「春は〇〇」のところに「時間帯指定(朝、昼、夕方、夜など)」がある場合は、思い浮かんだ時間を書きます。
時間の言葉はたくさんあるので調べてみましょう。ここでは少しだけ、時間の言葉の一例をまとめておきます。
時間の言葉一覧
朝・・・暁(あかつき)・東雲(しののめ)・黎明(れいめい)・朝郎(あさぼらけ)
昼・・・昼中(ひるなか)・白昼(はくちゅう)・白日(はくじつ)・日盛り(ひざかり)
夕・・・日暮れ(ひぐれ)・薄暮(はくぼ)・黄昏(たそがれ)・夕刻(ゆうこく)
夜・・・暮夜(ぼや)・残夜(ざんや)・短夜(みじかよ)・真夜中(まよなか)
こうして「春は○○」に入れる言葉を考えたら、次は続く文章を考えます。
後に続く文章は、〇〇に入れた言葉に対して、自分が感じることや、思うことを書きます。
たとえば「春は桜」であれば、
- 春は桜。はかなく散るのがどこかものさびしい。
といったように、自由に書いてみましょう。
むずかしく考えず、思いついたものを書くと良いです。
以上、自分流枕草子の書き方のコツと例文でした。
ここに挙げた例文やコツを参考に、自分なりの枕草子を作ってみて下さい。