『宮に初めて参りたるころ』「下りまほしうなりにたらむ」 の意味!
『宮に初めて参りたるころ』「下りまほしうなりにたらむ」の意味が分からない
「下りまほしうなりにたらむ」とは、
「(初めての宮仕えで)退出したくなったのでしょう」
という意味です。
次にどうしてこういう意味になるか詳しく見ていきましょう。
『宮に初めて参りたるころ』「下りまほしうなりにたらむ」 の品詞分解!
文章を品詞ごとに分けると、次のようになります。
下り/まほしう/なり/に/たら/む
それぞれの言葉の意味は以下の通りです。
用語 | 品詞と活用形 |
下り | ラ行上二段活用・動詞「おる」未然形 貴人の元から「退出する」 |
まほし | 願望・助動詞「まほし」連用形「まほしく」のウ音便 自分以外の人の希望「〜たがっている」 |
なり | ラ行四段活用・動詞「なる」連用形 |
に | 完了・助動詞「ぬ」連用形 「〜してしまった」 |
たら | 存続・助動詞「たり」未然形「〜ている」 |
む | 推量・助動詞「む」終止形「〜だろう」 |
下り/まほしう/なり/に/たら/む
(退出/したがっている/なってしまって(なる+た)/いる/だろう)
となり、
「(初めての宮仕えで)退出したくなったのでしょう」という意味になります。
以上、『宮に初めて参りたるころ』「下りまほしうなりにたらむ」 の現代語訳と品詞分解でした!
ちなみに『宮に初めて参りたるころ』の全文現代語訳&品詞分解はこちらのページから見れます。
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