古典

「もの申しさぶらはむ。 驚かせたまへ。」意味&品詞を解説!【児のそら寝】

「もの申しさぶらはむ。 驚かせたまへ。」の意味!

「もの申しさぶらはむ。 驚かせたまへ。」の意味ってなに?

「もの申しさぶらはむ。 驚かせたまへ。」とは、

「もしもし、起きてください。」

という意味です。

次にどうしてこういう現代語訳になるのか、単語ごとに詳しく見ていきましょう。

「もの申しさぶらはむ。 驚かせたまへ。」の品詞!

「もの申しさぶらはむ。 驚かせたまへ。」の文章を品詞ごとに分けると、次のようになります。

もの申し/さぶらは/む/ 驚か/せ/たまへ

それぞれの言葉の意味は以下の通りです。

用語 品詞と活用形
もの申し サ行四段活用・動詞「ものまうす」連用形
さぶらは ハ行四段活用・丁寧の補助動詞「さぶらふ」未然形
意志・助動詞「む」終止形
驚か カ行四段活用・動詞「おどろく」未然形
尊敬・助動詞「す」の連用形
たまへ ハ行四段活用・尊敬の助動詞「たまふ」命令形

なので、

もの申し/さぶらは/む/驚か/せ/たまへ
(申し/あげま/しょう/お目覚めに/なられて/ください)

となり、「もしもし、起きてください。」という意味になります。

ちなみに『児のそら寝』の全文現代語訳&品詞分解はこちらのページから見れます。

『宇治拾遺物語』「児のそら寝」品詞分解と現代語訳まとめ!

この記事では『宇治拾遺物語』「児のそら寝」の品詞分解と現代語訳をまとめています。宿題で出たけど分からないという人は参考にしてみて下さい。

続きを見る

以上、「もしもし、起きてください。」の意味と品詞分解でした!

© 2024 はなまる