古典

「我にもあらでついゐられぬ」現代語訳(口語訳)&品詞を解説!

「我にもあらでついいられぬ」の現代語訳!

「我にもあらでついいられぬ」の意味が分からない

「我にもあらでついいられぬ」とは、

「我を失って、そのまま膝をついて座ってしまった」

という意味です。

次に、どうしてこういう現代語訳になるのか、単語ごとに詳しく見ていきましょう。

「我にもあらでついいられぬ」の品詞!

「我にもあらでついゐられぬ」の文章を品詞ごとに分けると、次のようになります。

我/に/も/あら/で/ついゐ/られ/ぬ

それぞれの言葉の意味は以下の通りです。

用語 品詞と活用形
代名詞
断定・助動詞「なり」連用形
係助詞
あら ラ行変格活用・動詞「あり」未然形
打消・接続助詞「ず(打消・助動詞)+して(接続助詞)=で」
ついゐ ワ行上一段活用・助動詞「つひ居る」
られ 自発・助動詞「らる」連用形
完了・助動詞「ぬ」終止形

なので、

我/に/も/あら/で/ついゐ/られ/ぬ
(自分/で/さえも/なく/なって(=我を失って)/膝をついて座って/しまっ/た)

となり、「我を失って、そのまま膝をついて座ってしまった」という意味になります。

以上、「我にもあらでついいられぬ」の意味と品詞分解でした!

© 2024 はなまる